mercoledì 6 marzo 2013

L’infinito di Giacomo Leopardi

ジャコモ レオパルディの 無限






     L'infinito は世界中で知られ愛され続けている、1800年代のイタリア詩人ジャコモ レオパルディのとても有名な短編詩です。レオパルディは1819年にこの詩を書いたとされていますが、その時彼はまだ20歳を少し過ぎたばかりでした。そして、彼はこの詩を Idilli という詩集に収め1826年に発表しました。この詩集でレオパルディは多くの詩の書き出しに自然描写を用いています。これは彼の心情や感情、そして内的な彼の熟考に生命を吹き込み表現する為のものです。






この孤独な丘, そして, 視界から
さい果ての地平線の大部をさえ切る, この生け垣を
わたしは, いつもなつかしむ。
わたしは, その丘に坐り, 見すえつつ, この生け垣のかなたの
果てしない空間と人間ばなれした沈黙,
そして, こよなく深い静寂を 思いの中に描く;その時
すんでのところで, おののくところだった。
草木を通る 風のような葉ずれの音に耳を傾け
このささやきと, この終わりない静けさとをくらべてみる:
そして 無限と
死んだ季節と, 生きている今と
そのさざめきを思い合わせる。
この無限の中に 私の思いを沈める:
この海への沈没は, 私を甘美さで充たす。

犬丸和雄<いぬまるかずお>
1972年発行 発売元
イタリア書房


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